彼女のこんだて帖(角田光代)
具沢山のかやくご飯。
彼女のこんだて帖(角田光代) 読了、具沢山のかやくご飯。油揚げとかが沢山入っていて見つけると素敵なものを見つけたような。ラムステーキから手製の干物まで少し特別な食べ物とその日々の話。連作で短編と短編の登場人物が重なってて地続きな感じが好き。沢山の特別な出来事は営みと共にあるような
— みいこ@たぶんライオン (@miiiko0o) 2017年4月30日
短編集。作品の登場人物の一人が次の作品ではまた主人公になっているような形式。
全ての人はまたその生活において主人公なんだ、っていう地続きな形式が凄く好き。
全てを食べつくして血肉にするんだとラムステーキを用意する彼女、地味で嫌だと思っていた実家のご飯がぴかりと素敵なものに見えるようになった彼女。具だくさんで、その一つ一つが素敵なもので大切な要素で、そんなお話。
ごちそうさまでした。